減災ソフトウェア開発に関する1日会議
先週の土曜日のことですが、減災ソフトウェアに関わる1日会議2015に参加してきました。このイベントは今年で3年目、私は昨年に引き続き2回目の参加です。
今年のテーマは「パターンランゲージ」を利用したITに関する減災につながる行動や仕組みの「パターン」を探るというもの。
サバイバル・ランゲージ・カード(大地震を生き抜くための知恵)
- (シンプルな)名前
- 背景
- 問題
- 解決法
私は「なにか新しいアイデアを生み出そう」というメンタリティからなかなか抜け出せず、かなり生みの苦しみを味わいました。最後に、出来上がったパターンの発表もしたのですが、かなりブラックなものや解決していないものも多いので、ここでは発表せずにおきます・・・(笑)
「◯◯、教えてくださいよ」における質問の粒度について
最近、人工知能がブームです。
いいことだと思います。私、人工知能学会理事ですし、一応。
で、よくある困ったこと。それは「人工知能、教えてくださいよ」というお願い。
人工知能に限らず、「〜を教えてください」と言われるもので困るものってよくあります。
今日も、「機械学習教えてください」って言われて、うう?と唸ってしまったのです。質問してきたのは、技術者としてすごい方です。ただ、昨今の人工知能、機械学習はあまりご存知ないらしく、上記の発言に至ったと思われます。
でもね、機械学習っていろんな側面があるのです。そもそも機械学習ってね、教師ありと教師付きがあって・・・という一般的な話を知りたいのかしら。でもそのくらいはご存知そう。それにそんなのは「機械学習」でググればささっと出てくる。じゃあ中身をどうやっているか知りたい?いやいや、一口に機械学習って言ってもいろんなものがありまして・・・理論を全部知りたいですか?それともなにかツールを使えるようになりたい?実際のモデルの作成や計算はいいけど、こういうデータには機械学習が使えるよってことを言えるようになりたい?
というように、聞かれた方が何を教えていいのかわからず、うううーん、と唸ってしまうわけです。実はこの方には正直に上記の質問を投げ返したところ「出直します」と言われてしまいました。申し訳ない。かたじけない。教えたくないわけじゃないのです。すみません。
逆に、自分が誰かに教えを請う時も、ちゃんと相手が答えられる粒度にまで持って行こうと思ったのでした。だって私も、「ウェブ技術について教えてください」とかうっかり言っちゃいそうですからね。
「献本」に考える語の誤用について
いま話題の「さよなら、インターフェース」を出版に関連した方から送っていただきました。大変興味深い本です。拝読させていただいて、後ほど感想エントリーを書きます。
Amazon.co.jp: さよなら、インタフェース -脱「画面」の思考法: ゴールデン・クリシュナ, 武舎 るみ, 武舎 広幸: 本
しかし、今日のエントリーで述べたいことはこの本のことじゃなくて(ちゃんと感想エントリー書きます(2度目))、このような著者や訳者、出版社から送られてくる、いわゆる「献本」のことなのです。
よく、「献本頂きました」とよく見かけるのですが、同時に「献本頂きました、は間違いです」という指摘も同じくらい見かけます。私も当初本を贈られた時、献本頂いた、と言ってしまっていました。「献本ありがとうございました」などの表現です。でも、間違いですよ、と指摘されることが多いのですよね。でも、本当に間違いなの??
そこで、確認してみました。辞書によると、「献本」とは下記のような意味なのです。
「献本頂きました」は、献本を動詞としてみたときに動作主が送り手なので受け取った側は使えないという主張だと思います。これは確かに一理あります。しかし、献本の名詞として「著者が進呈した本」という意味もあるので、実はあながち「献本頂きました」は間違いではないのです。ええ、頂きましたは、受け取るという意味になります。
ただし、「献」はもともと「たてまつる、ささげる」という謙譲語であるため、献本をもらう側が使うのはよろしくない、という論理もあります。
しかしどうでしょう。著者が出版社から提示された限られた冊数の制約の中でわざわざ送ってくださったものを、区別なく「本を頂きました」と書くのはしのびない。そのような意図で「献本頂きました」と書くのではないかなとふと思ったのです。そう思う方が多いからこぞ、「献本頂きました」「献本していただきました」という表現が多く見られるのではないかなと。こんな割と実用的な理由で言葉って変わっていくものなんじゃないかなって思います。
という「献本」に関するエントリーでしたが、はい、ちゃんと感想エントリーも別途書きます(3回目)。
カラー診断
先日、某化粧品会社さんの行ってるカラー診断に参加してきました。
サバイバルごはん「サバメシ」
【茶道】四ヶ伝 唐物
本日はお茶のお稽古。
月に一回くらいしか行っていないので、なかなか小習から抜け出れないところ。
先生より、そろそろ四ヶ伝を教えておかないと、と仰っていただいて唐物を始めました。
まずは先輩のお点前を拝見。まだ濃茶平点前もおぼつかないのに。唐物、つまり海外から来たお道具は特別に扱うとのことで、紐の扱いや回す方向など逆・・・!だいぶ混乱します。
拝見したことをしっかり覚えたつもりでも、すっかり忘れてしまい一つ一つ教えていただく始末。さすが、忘れ畳(笑)*
なんとかやり遂げましたが、復讐しておかないと忘れてしまいますね・・・ということで、良いページを見つけました。復讐復讐。
平点前の本日の茶杓は、不見斎石翁宗室(玄室)。9月なので月にちなんだ御銘をということで、十三夜など。あとは秋ということで、武蔵野。
今日のお稽古も心落ち着いてできました。やっぱり茶道はいいですね。